相場は大衆の読みが外れた時によく動く
日経225先物取引は、参加している投資家も資金も多く、比較的値動きの活発な市場と言われています。
しかし、指標があくまでも日経平均株価指数なので、現物株のように激しい祭り状態になる事はあまりありません。
相場が活発に動く時
日経225先物取引の相場が活発に動くのは、大衆の予測が外れた時です。
日経225先物取引に参加している投資家達は、誰もが多かれ少なかれ、未来の市場に対する予測を持って行動しています。
最近のニュースや経済動向などを見ながら、次の限月までには●●の経済指標がこう出て、結果として上昇トレンドになるだろう…と言うように、予測を注文に織り込んでいるのです。
しかし、多くの人が予測していた通りに経済が動くとは限りません。
実際にニュースリリースされた情報が、予測と異なっている場合もあるのです。
相場は、こうした時に大きく動きます。
読みが外れた投資家達が、一斉に新しい流れに乗ろうとするからです。
相場が一気に動く時、いつでもその原因がはっきりしているわけではありません。
急に動きが激しくなったが、理由が分からない事も多いでしょう。
しかし、こう言う時でも理由を考えてから動いていては遅すぎます。
まず大切なのは、目の前の大きな流れにとりあえず乗る事です。
理由は、市場が終わってから考え、分析するので構いません。
日経225先物取引において重要なのは、相場の流れにいち早く乗り、流れが止まりそうならいち早く降りる事なのです。