個人投資家と日経225mini

日経先物取引の説明

さて次に、日経225miniを売買する場合の計算式を見て行きます。

 

日経225miniは、日経225先物の10分の1の資金で始められる、手軽な先物取引です。

 

取引倍率は100倍となり、得られるリターンは少なくなりますが、少ない資金でスタートできる分、個人投資家が参入しやすい相場として、人気を集めています。


225miniの損益計算

日経225miniの損益計算は、日経225先物と基本的には変わりません。

 

まずは、デイトレードで転売した場合。

 

昨今の経済情勢や前日のアメリカ市場の動きなどを見て、相場が上げると予測されたため、1万円の買いポジションを3枚、保有する事にしました。

 

その後順調に相場が上昇したため、10,080円で売り決済。
1枚当たり80円の利益を得る事ができました。

 

さて、ここで注意したいのが、日経225miniの取引倍率は100倍である点です。
実際の利益は、

 

80円×3枚×100倍=24,000円
となります。

 

また、日経225miniは手数料も低く設定されています。

 

今回は210円で計算し、
デイトレードの場合は決済注文の手数料が無料になることとします。

 

210円×3枚=630円

 

つまり最終的な純利益は、

 

24,000円−630円=23,370円
と言う事になりました。

 

日経225先物とほぼ同じ水準で計算してみましたが、得られる利益が大きく違う事が分かると思います。

 

しかし、元手が10分の1である事を考えれば、これは当然の結果です。