日経平均株価とは?
日経平均株価とは、東京証券取引所の第一部に上場されている株式銘柄の内、特に代表的な225銘柄の株価を対象に算出されている値の事です。
日本経済新聞社がその銘柄を制定、15秒毎に算出し公表します。
東証株価指数 (TOPIX) と並び、日本の株価指標として広く普及しており、
日本政府の統計などにも使用されています。
日経平均株価は、ダウ・ジョーンズ方式によって株数増加の修正をしているため、長期変動を知ることが出来る株価指数です。
東京証券取引所
東京証券取引所の第一部に上場されている1700銘柄のうち、日経平均株価の算出に使われる225銘柄は、取引が活発で流動性の高いものから選定され、時価総額の分布の変化などに伴い、業種のバランスを考慮した上で定期的に入れ替えられています。
そのため、株価の高い特定銘柄の影響を受けやすい、銘柄の入れ替えが起こるとそれを要因とした株価変動が起こるなどの特徴があり、不連続な値になることもあるため、過去の日経平均株価との比較を行う場合には注意が必要となります。
日経平均株価に含まれる225銘柄は、食品・化学工業・電気機器・自動車などの様々な分野から日本を代表する企業の銘柄が採用されているため、日本経済全体の動向を知ることの出来る重要な指標となっています。
日経平均株価が上昇すれば景気は上向き、下落すれば景気は下向きと判断することができ、株式投資を考えている人にとって、相場の流れを知るためにもっとも重要な指標の1つということが出来るでしょう。
登録商標
日経平均株価は、日本経済新聞社の登録商標です。
「日経」という略称がここでの正式名称で「日本経済新聞平均株価」という
名では呼びません。
東証から日経グループに算出・公表権が移って以降、日経グループ以外の
放送局・新聞社は「日経」という固有名詞を避けて「東証平均株価」や
単に「平均株価」と呼んでいました。
しかし、日経の要請や、海外で英文名称の「Nikkei 225」が普及した
事情もあり、多くのマスコミは順次「日経平均株価」の名称を採用するようになりました。