限月取引(げんげつとりひき)
日経225先物は、
限月制度を採用しています。
限月制度とは、最終的に決済しなくてはならない期限が予め決められている取引のことで、この期限にあたる月の事を限月と言います。
この限月には銘柄としての意味もあり、平成24年12月に決済を迎える
日経225先物は「日経225先物平成24年12月限」の銘柄として扱われます。
日経225先物の限月は、
3月、6月、9月、12月のそれぞれ第二金曜日となっています。
日経225先物取引を行う投資家は、まず、自分が希望する限月で注文を行います。
通常は、直近の限月で取引することが多いようです。
通常の株取引であれば、もし株が下落しても株を保有している会社が倒産したり、上場廃止をしたりして、株そのものが無効にならない限り、プラスに転じるまで持ち続けることができます。
ロールオーバー
ところが、限月制度を採用しているオプション取引や先物取引では、約定したポジションは、利益が出ていても損が出ていても、限月までに決済しなければなりません。
決済を行わないと、自動で反対注文が出されてしまいます。
しかし、相場の流れを見て、
ポジションを限月をまたいでも保有しておきたいケースもありますよね。
その場合は、限月の期日の前に一度ポジションを決済し、
同時に新しい限月のポジションに乗り換える事ができます。
これを、ロールオーバーと言います。
日経225先物では、直近5限月までの取引が行えます。
つまり、3月限の取引が終了すると、
次の6月限〜翌年6月限までの取引が可能になります。
(日経225miniも2011年2月より5限月制を採用しています。)