損切

日経先物取引の説明

投資や運用において、
損失を絶対に出さない事は不可能です。

 

そこで大切になるのが、
いかに損失を少なく済ませるかです。

 

これを念頭に置いた売買を、
「損失限定(ストップロス)」
又は、「損切 (ロスカット)」と呼びます。


損失限定は、資金運用において基本となる戦術です。

 

簡単に言うと、手持ちのポジションについて、
約定時の予測と反対に値動きした際、速やかに決済して損失を限定するやり方です。

 

大切なのは、最初の注文時に、許容できる損失額を決めておく事です。

損失限定(ストップロス)の例

例えば、この先相場が上がると予想して、1万円で買いポジションを保有したとします。

 

ところが、予想に反して相場はなかなか上がりません。
もしかしたら下がるケースもあるかもしれないと思ったら、いくらまで下がったら売ろう、と決めておくのです。

 

このケースでは、9,950円で、あらかじめ売り注文を出しておきます。
悪い予想が当たって、その後相場はずるずると下降。

 

しかし前もって売り注文を出しておいたため、速やかに決済注文が約定し、
最終的な損失は50円で済みました。

 

効果的な逆指値注文

こうした損失限定の方法では、逆指値注文を利用すると、さらに効果的です。

 

相場の流れに応じて自動で注文を行ってくれる逆指値注文は、値動きを毎秒ごとに自分でチェックしておく必要がないので簡単です。

 

損失限定のポイントは、とにかくスピードです。

 

もみ合いになっている
局面ならまだしも、とんとん拍子に値が下がっていく事は珍しくありません。

 

慌てて決済注文を出しても、
約定する時にはさらに損失が増えている、と言う事も多いのです。