買戻し:日経225先物X限月を数日間待ち越して取引した場合
スイングトレードの例
相場に勢いが足りない、日経225指数も下がり気味だし、他にも色々な不安要因がある、と言った場合、通常は売買を手控える所ですが、売り建てができる先物取引なら、こうした下げトレンドでも利益を上げる事が可能です。
そこで、1万円の売りポジションを3枚所有する事にしました。
当日はあまり値動きがなかったものの、数日後に相場が一気に下落。
そこで、保有していた売り建玉を、9,800円で反対売買。
1枚当たり200円の利益を確保することができました。
以降の計算式は、転売の時とほぼ同じです。
得た利益に対し、取引倍率である1000倍を掛けて、実際の利益を計算します。
200円×3枚×1000倍=60万円
となります。
手数料は、例えば、岡三オンライン証券を使いトレードして、岡三オンライン証券の手数料である315円がかかりました。
今回は日をまたいでのトレードですので、往復分の手数料が必要になります。
315円×3枚分×2=1,890円
この手数料を利益から差し引いたものが、実際に得られる純利益となります。
60万円−1,890円=59万8,110円
いかがでしょうか。
ただし、日をまたいでいる間の下落幅によっては、必要保証金が足りなくなるケースも発生しますので、まだ決済を行う予定がなくても、値動きには常に注意を払っておく事が大切です。