日経225先物の理論価格の計算式

日経先物取引の説明

日経225先物取引の価格は、日経平均株価指数とほぼ連動する事は、既に何度か触れてきました。

 

そこで、ここでは具体的に、日経225先物取引の価格がどのような理論で導き出されているのかを見ていきましょう。


日経225先物取引の理論価格は以下の計算式によって導き出されます。

 

日経225指数+(一定の期日までの金利分)−(一定の期日までの配当)

 

=日経225先物の理論価格

 

配当

ここで特に注目したいのは、配当についてです。

 

通常、現物株を所有していると、
3月末、9月末の決算期には、営業成績によって株主に配当金が支払われます。

 

しかし、日経225先物のポジションを保有しているからと言って配当金を受け取ることはできません。

 

ポジションはあくまで指数であり、実際に株券を所有しているわけではないからです。

 

このため、225銘柄の業績が好調で、配当金が多く支払われる場合などには、
日経225指数と日経225先物の理論価格が大きくズレる事もあります。