各限月の特徴

日経先物取引の説明

限月取引を採用している日経225先物取引では、現時点から見て最も近い限月のことを「期近」といい、決済月が当月の場合「当限」または「当月限」、翌月に決済を迎える限月を「期先」と言います。

 

日経225先物取引では複数の限月が売買可能ですが、通常、投資家が売買するのは現在から一番近い限月(期近)の商品です。


売買に参加している投資家も一番多く、相場の値動きも活発。
流動性が高く、出来高も最も多い限月の事を、「中心限月」と呼びます。

限月を見極めましょう。

しかし、限月の期日が近くなるにつれ、期先と呼ばれる次の限月の出来高も増加します。
これは、数日で売買を成立させなければならない期近より、余裕を持って取引できる期先の方が有利だからです。

 

また、ポジションを保有したい投資家のロールオーバーも増えてきます。

 

すると、自然と
期先の出来高が期近の出来高を逆転することになり、これを限月交代と言います。

 

この場合、期日より前に限月交代してしまう事も珍しくありません。

 

日経225先物取引では、5限月まで並行して取引を行うことができます。

 

どの限月を売買しても良いのですが、
あまりにも先の限月では流動性の面で不利になります。

 

先物取引では、相手を見つけて売買を成立させる事が重要になります。

 

あまり先の限月を売買しようとしても、相手が見つからなければ約定はできません。
自分に不利な値段でないと約定できなかったという事も多くなります。

 

活発な取引のためにも、
期近、期先、中心限月を見極めて投資先を決定することが重要です。