未経験の個人投資家には、非常にハイリスクな商品

日経先物取引の説明

投資を始めるにあたって気になるのは、その商品で発生する損益がどの程度のものか、という点です。

 

日経225先物取引は、取引倍率1000倍、呼値は10円に設定されています。
つまり、板が一枚変動すれば10円の1000倍、1万円の損益が発生する仕組みです。

 

市場が大きく動いて500円変動すれば、それだけで50万円、少ない時でも100円前後の動きが普通なので、10万円前後の損益は覚悟しておかなくてはいけません。

 

未経験の個人投資家が手を出すには、かなりハイリスクな商品と言えるでしょう。

日経225先物取引初心者へは225miniはいかが?

一方、平成18年にスタートした日経225miniでは、取引倍率が100
倍、呼値も5円ですから、市場が100円変動しても1万円の損益。

 

得られる利益は小さくなりますが、リ
スクが抑えられるため、小口の個人投資家でも参加しやすい商品です。

 

どちらも日経平均株価を原資産とした商品で、取引の仕組みも同じになります。

 

レバレッジが高く、少しの値動きが大きな損益につながる日経225先物や日経225miniでは、利益が出た時よりも、むしろ損失を管理することの方が大切になります。

 

損失が拡大すると、元本を割り込む可能性が高いからです。

 

大切な資産を守るためには、投資を始める前に自分がどの程度の損失まで耐えることが出来るかをしっかりと把握することが大切です。

 

先物取引は初心者で、まだ日経225先物の値動きも読み切れない、という人は、
まず日経225miniからスタートするのもおススメです。